4年前(2004年)に「横浜みなとみらいホール」で開催された「横浜グリークラブ」の演奏会に出演、終了後「次は海外で演奏しようと」言う話が持ち上がり、2年前(2006年)に準備委員会を立ち上げ、その準備を進めてきて、実行委員会に引き継がれ、この度実現の運びとなりました。
長崎とゆかりの深いシーボルトの生まれた国ドイツで演奏・交流をし、国際親善を図る事は大変有意義なことではないかと言うことで、ドイツで演奏会をという事になりました。
実行委員で元団長の鎌田氏がインターネットで検索、ミュンヘンにある日本人の女声合唱団を探し出し、その実現は一通のメールからスタートしたとのことでした。交わしたメールは90通に及ぶとのこと。本当にご苦労様でした。
その合唱団は偶然にもアカ団とも縁のある活水女子大学音楽学部の加藤教授がかってドイツ留学されていた時に創設されたミュンヘン日本女声合唱団(日本人会所属)で、その合唱団とのジョイントコンサートを開催、また当地で催される「ミュンヘン日本祭」(ヤーパンフェスト)に出演し日独親善を図るという事になりました。そして演奏会終了後はモーツァルトの生誕地ザルツブルグ(オーストリア)、また音楽の都ウイーンを訪ねることになりました。
今回の海外演奏旅行の実現にあたっては、鎌田氏はじめ実行委員の皆さんの企画から実現に至るまでのご苦労、現地合唱団との縁、橋渡しをして頂いた加藤教授、団の指揮者髙林氏、そして今回諸事情で参加できなかった仲間団員の皆さんのご理解ご協力に心から感謝しなければならないと思います。
今回の海外演奏旅行参加者は総員39名で、詳細は次の通りです。
トップテナー 4名
セカンドテナー 5名
バリトン 11名
ベース 4名
ピアニスト 1名
ご家族 13名
OB 1名
日にちを追って紹介して参ります
第1日目 7月18日(金)
福岡空港を発ち、ソウルでミュンヘン行き直行便に乗り換え。
私達26名全員、無事ミュンヘンに降り立ち、そのまま宿泊のホテルへ直行。
第2日目 7月19日(土)
朝から奥様方は有名な”ノイシュバンシュタイン城”観光へ、団員は午前中ミュンヘン市街の観光へ出かける。
午後から日本人学校へ行き、ミュンヘンの女声合唱団と初対面、合同練習。
夜は奥様方も合流してミュンヘン新市庁舎の地下にあるレストランで交流会。
第3日目 7月20日(日)
昼前に全員「ヤーパンフェスト」の会場、「英国庭園」に行き練習。昼食(日本の幕の内弁当です)。
夕刻、特設のステージで女声合唱の次に私達団の出演、我は海の子、斎太郎節と元気のいい歌を披露。その後混声で 夏の日の思い出、大地の歌、アンコール曲に「長崎の鐘」を合唱し喝采を浴びる。
終了後、世界一のビヤホール「ホフブロイハウス」に行き「アイン・プロージット」
飛び入りでステージに上がり、ドイツ語で3曲披露してアンコールを貰ったり、会場全員参加でダンスに興じたり 楽しい宵のひと時を過ごす。
第4日目 7月21日(月)
午前中は全員でミュンヘンの隣の町「アウスブルグ」を観光。
午後は奥様方はミュンヘン観光、団員はコンサート会場になる教会(プロテスタント)に行き練習、リハーサル。
夜、コンサート本番、満員のお客様の会場で女声、男声、混声と演奏し鳴り止まないほどの大喝采を頂く。
第5日目 7月22日(火)
朝食後、3日間お世話になったミュンヘンに別れを告げ、専用バスでオーストリアに入りモーツァルトの生誕地ザルツブルグを訪問。生憎の雨の中、モーツァルトの生家やカラヤンの生家、ミラベル宮殿等を見学する。ザルツブルグ泊。
第6日目 7月23日(水)
ザルツブルグを発ち、小雨模様の中を世界で最も美しい湖畔の街と言われるハルシュタットやザンクトヴォルガングを散策その後ウィーンに向かう。
第7日目 7月24日(木)
午前中バロックの傑作と言われるメルク修道院を見学後、ドナウ河をクルージングしながら世界遺産になっているバッハウ渓谷の眺めを楽しむ。下船してデュルンシュタインと中世の名残を残すクレムスの街を散策。ウィーン泊2日目。
第8日目 7月25日(金)
最終日、ウィーン市内観光。
シェーンブルン宮殿を見学後ウィーンの森へ。
午後からはハウスブルグ家の宮殿、ウィーン公園でモーツァルト像やシュトラウス像を、国立歌劇場などを駆け足で見学。
21時20分ウィーン空港を発ちソウルへ向かう。
第9日目 7月26日(土)
ソウルで乗り換えて19時30分頃福岡空港着。
専用バスで長崎へ。
SA金立で添乗員さんとお別れ。
全員がそれぞれ想い出を胸に無事長﨑着。